アメリカ中学の数学は簡単? 日本との数学の違い【日本とは違う!】
英語で数学は難しい。更に数学は英語よりも日本語で学んだほうが楽。
日本からアメリカに移った当初はそう思っていました。
しかし、僕は数学の授業を通して最初に友達を作れました。
その理由としては、【人に教える】という行為が人との関わりを深くしたという事だと思います。
詳細は後ほど解説していきますので、今回はアメリカの数学と、数学のレベルを詳しく説明していきます。
目次
アメリカの数学のレベルというと、どんなイメージが湧きますか?
アメリカはIQが高い大学がたくさんあり、世界一の経済大国ですよね?
自然と数学のレベルは高いと思っていました。正直、「やっていけるのか?」とも、思っていました。ですが、それとは裏腹に、実レベルの低さと想像からのギャップに、正直唖然としました。
今回はそのストーリーを紹介します。
アメリカの学校生活で僕が学んだことや、高校の実態がこの記事一つで分かります。
アメリカの数学のレベルが低いと言える理由
これは、アメリカに来て、一瞬で分かりました。
それは、’計算機’ です。
日本では、計算機を使うことは許されず、全ての計算を自分の力で!と学びます。
しかーし!アメリカの学校では、クラスの95%が授業中に計算機を使っています。
使用を許されているため、アメリカ人は暗算程度の計算や、掛け算、下手すれば九九も覚えていない状態です。
頭を使わずに、楽にチップを計算できる裏技をこの記事で紹介しています。
実は、「アメリカ人は数学出来ない!」とここで語っている僕も、このシステムに慣れてしまい、たまに計算機に甘えちゃいます(笑)。
ちなみに、授業中だけでなく、テストでも計算機を使うのはOKです。日本の教育からは信じられませんよね!
アメリカの数学のシステム
僕は、シカゴに4年前に来て、今年で5年目です。
最初の年に受けたテストの後に、数学のクラスだけ学年を一つ上げました。
どういうことかと言うと、7th grade(七年生) の時に、8th grade(8年生)の数学の授業を受けるということです。
そう!6年生から8年生へ学年をスキップし、7年生の数学を学校で勉強していないということです。
一瞬すごい!と思えそうですが、アメリカの基本数学レベルが低いので、日本から来た当初の僕のレベルでは、ほぼ当たり前で上に上がれるのです。
数学クラスの繰り上がり制度
通う学校や、州によっても違いますが、シカゴは、数学クラス繰り上がり制度というものがあります。
その制度は、学校で行われる公式テストを受けて、ある程度のレベルを超えた成績優秀者であれば、1つあるいは2つ上の学年の数学を受けられるということです。
僕が知っている中では、最高3学年スキップして、高校で大学の数学授業を受けたり、近くの提携している大学で授業を受けたりしている人もいます。
その場合、大学の単位取得と同じことなのです。
こうなると、高額と言われているアメリカの大学費用が安くなる、という信じられない状況が起こります。
高校時代に安く大学の単位が取れるなら、大学での負担が少なくなりますね。
なぜ数学の繰り上がり制度を選ぶと良いのか?
メリットは3つあります。
- 大学の単位が取れ、学費が安くなる
- 高いレベルの人と良い関係を築ける
- イメージが良くなる
とにかく、頭の良い人と勉強すると、自分もやる気出てきて、正直メリットしかありません。
アメリカに来て1年なのに、英語はどうしたの?
数学でも英語の理解力はもちろん必須なのですが、僕は英語の理解にとても苦労しましたし、文章問題なんか全く解けませんでした。
そんな僕でも1学年スキップできた!それほどアメリカの数学が簡単だったということです。
例えば、6th grade (6年生)で習う事は、最大公約数や、最小公約数などの基本中の基本を習います。日本では、小4で習いますね!
自分の感覚ですが、アメリカの数学は日本と比べて約1年〜2年は遅れています。
アメリカの数学レベルがカスだということ
アメリカに最初に来た当初、英語も話せず、ただ笑うことしか出来なかった僕が、唯一出来たのが数学。
日本にいた時は、学年でビリから数えた方が早いほど数学が苦手でした。そんな僕でも上のレベルに上がれた数学。
そこから自信を付けて、勉強や宿題をきちんとこなしたら、数学が好きになり、それに伴って成績もどんどん良くなったということです。
数学の問題で友達に解き方を教えたり、共に勉強することで英語力も増し、友達もどんどん増えていきました!
まとめ
アメリカの基本的な数学レベルは非常に簡単!!
友達に教えて英語も上手くなったり、友達の数も増えて一石二鳥。
なので、今では英語や数学で心配することがありません。
ただし!平均レベルはカスですが、トップレベルは洒落になりません!
数学の天才はアメリカにはやはり存在します!
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