2020年アメリカ大統領選の候補者達

 

こんにちは! カイトブログです! 

 

今回は2020年にあるアメリカ大統領選挙に民主党から誰が出馬を表明しているのか、新しい大統領は、私達日本人にどんな影響があるのか。アメリカに5年間在住している僕が簡潔に話していきたいと思います。

 

 

目次:

 

 ジョーバイデン

 

f:id:kaitoburogu:20200117000034p:plain

バイデン氏と安倍首相 2016年TPP の会合にて



 

まず、前副大統領であり、大統領選候補に一番近いジョーバイデン氏(Joe Biden)。

バイデン氏は、2009年から2017年の8年間、オバマ大統領の右腕として、副大統領に従事しました。彼は、出馬を表明する前に行われた世論調査で一番人気があり、今の時点で大統領候補ナンバーワンです。実は、バイデン氏は、約30年前の1988年にも大統領選に立候補していました。

彼の悲しい歴史

彼には悲しい過去があります。1972年に、妻と親愛なる娘を交通事故で亡くしました。それだけでなく、2015年には息子を脳がんで失いました

f:id:kaitoburogu:20200116235640p:plain

妻をなくしてから、職場に息子を連れているバイデン氏(手を上げている)と、息子

政策
このような悲劇を体験したこともあり、彼の選挙戦へのスローガンは、すべての国民に保険を与えるということをメインに話しています(多くのアメリカ人が健康保険に入っていないと事実は驚きですか?)。他の政策としては、バイデン氏は先生の給料を上げたり、学校に前年度の2倍の税金を使って改善する、と述べています。

バーニーサンダース 

 

f:id:kaitoburogu:20200117000806p:plain

バーニーサンダース氏が環境問題ラリーにて



 

次に2007年からバーモント州上院議員であり、2016年の民主党予備選にて惜しくもヒラリー氏に負けた Bernie Sanders バーニーサンダース氏です。

f:id:kaitoburogu:20200117002149p:plain

政策

サンダース氏は、”Medicare for all” というスローガンを上げています。つまり、日本のような国民皆保険制度を実現させようと掲げています。現に25%の民主党のサポーター(2020年、1月15日現在)が、アメリカのヘルスケア制度について懸念しています。他にも経済的格差是正や、LGBTQなどの権利保護などを訴えています。僕が思うところに、サンダース氏は、民主党候補者の中で年長であるだけでなく、一番経験がある人だと思います。

エリザベスウォーレン

f:id:kaitoburogu:20200117002412p:plain

ウォーレン氏


 

続いて、2012年からマサチューセッツ州上院議員であり、過去にはオバマ大統領の補佐官や、ハーバードロースクールで教授など華々しい経験がある エリザベス・ウォーレン氏(Elizabeth Warren)です。彼女はサンダース氏と一番のライバル関係に位置し、民主党のリーダー的存在でもあります。もしも彼女が大統領に選ばれたら、初めての女性大統領となります。

 

ピート・ブティジェッジ

f:id:kaitoburogu:20200117002552p:plain

 

次にインディアナ州サウスベンド市市長で、自らゲイであることを公言している立候補者、Pete Buttigiegピート・ブティジェッジ氏を紹介します。ピート氏はまだ37歳の若さで、出馬を表明する前は無名の市長でした。しかし、彼の名前がユニークなため、最初にTwitterでバズりました。特徴があるのは名前だけではありません。ピート氏は海軍に8年間勤めた経験があり、サウスベンドの市民から絶大の信頼を得ています。

支持

ゲイマイノリティー黒人からなど絶大な支持を受けています。彼はマイノリティの味方であるため、私たちアメリカにいる日本人にも良い影響をもたらしてくれるのではないかと思います。


アンドリュー・ヤン

f:id:kaitoburogu:20200117003515p:plain

 

最後に紹介するのは、候補として出馬表明していた32人中、唯一アジア系アメリカ人であるアンドリュー・ヤン氏(Andrew Yang)。彼は、起業家でもあり、凄腕の弁護士でもあります。代表的なキャンペーンの一つとして、18歳から64歳のアメリカ国民全員に、毎月$1,000(約11万円)支払う、というものがあります。一瞬??? と思った方もいるのではないでしょうか?僕もそのうちの一人です。聞こえは良いのですが、彼の政策に賛成する人はあまり多くなく、話題性はありますが評判もそこそこです。もし彼が大統領に選ばれれば、初めてのアジア系アメリカ人の大統領になります。

 

まとめ

最初の予備選挙まであと1ヶ月を切りました。大学の教授から、起業家まで様々な職種の人がトランプ政権を打ち負かそうと、各自違ったビューポイントで政策を立てていますね。対抗馬となる現大統領トランプ氏の評判は、日本にどう流れているかわからないのですが、僕としては決して賢い大統領とは思えません。だから、この民主党候補の競り合いが、とても興味深くなってきます。どう結果が決まるかまだ予測がつきませんが、残り3週間で何が起こるのかとても楽しみです。

 

過去の記事:

 

kaitoburogu.hatenablog.com